海外在住で日本の不動産を買う・借りるとき、仲介手数料はどう払う? 円の送金・Wise・ステーブルコイン
海外にお住まいの方が当社に仲介手数料をお支払いいただく方法は、日本の銀行口座への円の送金、当社の Wise 口座への外貨の送金、USDC の3つです。どの方法でも報酬額は円で決まります。外貨やUSDCで払う場合の換算レート、送金手数料の負担、本人名義の口座から送っていただく理由を、Q&A 形式で説明します。
海外にお住まいの方が日本で住まいを買ったり、お部屋を借りたりするとき、仲介手数料をどうやって払うかは分かりにくいところです。日本の銀行口座を持っていない方も多く、海外送金の手数料や日数も気になります。
当社では、海外からのお支払いに、日本の銀行口座への円の送金、当社の Wise 口座への外貨の送金、USDC の3つの方法をご用意しています。この記事では、それぞれの違いと選び方を説明します。
海外から仲介手数料を払うには、どんな方法があるのか?
日本の銀行口座への円の送金、当社の Wise 口座への外貨の送金、USDC の3つです。 どの方法でも、報酬額は円で決まります。
| 円の送金 | Wise(外貨) | ステーブルコイン | |
|---|---|---|---|
| 送る通貨 | 日本円 | 米ドル・ユーロ・英ポンドなど | USDC・JPYC |
| 受け取り先 | 当社の日本の銀行口座 | 当社の Wise 口座 | 当社のウォレット |
| 円への換算 | お客様側で行う | 請求書の発行日の TTM | USDC は請求書の発行日の TTM(JPYC は1 JPYC=1円) |
| 向いている方 | 円を用意できる方 | 外貨の銀行口座をお持ちの方 | ステーブルコインをお持ちの方 |

当社の仲介手数料は、当社サイト・LINE・ご紹介から新規にご相談いただいた場合、法定上限の半額です(賃貸は家賃の0.5ヶ月分+税、売買は成約価格の1.5%+3万円・税別)。お支払い方法によって、この料金は変わりません。
※当社サイト・LINE・ご紹介から新規にご相談いただいた場合の料金です。当社が売主様・貸主様からお預かりして広告掲載している物件のご購入・ご入居は、各広告に表示する条件となります。売買価格800万円以下の物件は対象外です(国土交通省告示の特例の対象となるため、媒介契約の前に報酬額をご説明します)。
Wise で外貨を送る場合、どう払うのか?
請求書に記載する当社の Wise の口座情報に、請求書に記載した通貨と金額を送金してください。 お客様の国の銀行からの送金でも、お客様ご自身の Wise アカウントからの送金でも構いません。
Wise は、海外送金と外貨の受け取りができる送金サービスです。当社は Wise の法人アカウントで、米ドル・ユーロ・英ポンドなどの外貨を受け取れる口座情報を持っています。たとえば米国にお住まいの方は、米国内の銀行口座への送金と同じ感覚で、当社の米ドルの口座情報へ送っていただけます。
- 米国の銀行口座から米ドルで送る場合:米国内の送金(ACH)が使えます。電信送金より手数料が安く済むことが多い方法です
- お客様ご自身も Wise をお使いの場合:Wise のアカウントから当社の口座情報へ送金していただけます
- そのほかの国の銀行から送る場合:その通貨の口座情報への送金、または国際送金(SWIFT)になります。どの方法が使えるかは、請求書でご案内します
どの通貨で受け取れるかは、お住まいの国とお使いの銀行によって変わります。ご相談の際にお知らせください。
外貨で払う場合、円とのレートはどう決まるのか?
請求書の発行日に、みずほ銀行が公表するその通貨の対顧客電信仲値(TTM)で換算します。 USDC で払う場合と同じ考え方です。
お支払いいただく外貨 = 円の報酬額(税込)÷ 請求書の発行日の TTM (米ドル・ユーロなどのセント未満は切り上げ)
たとえば家賃15万円のお部屋の場合、仲介手数料は82,500円(税込)です。米ドルの TTM が1ドル=150円なら、82,500 ÷ 150 = 550.00 米ドル になります。
- お支払い方法と時期の決定:内見やお申し込みの際に、お支払いに使う通貨と、お支払いの時期を決めます
- 請求書の送付:決めた時期に合わせて、その日の TTM の公表後(通常は日本時間の午前中)に、外貨の額を記載した請求書をお送りします
- 送金:請求書の発行から3営業日以内に送金してください。期限を過ぎた場合は、請求書をあらためて発行し、その日のレートで計算し直します
売買で仲介手数料を2回に分けてお支払いいただく場合は、回ごとに、それぞれの請求書の発行日のレートで計算します。円での報酬の総額は、媒介契約書に記載したとおりで変わりません。
送金手数料は誰が負担するのか?
お客様のご負担です。 送金する側の手数料のほか、途中の銀行(中継銀行)や受け取り側でかかる手数料も含みます。
国際送金では、途中の銀行や受け取り側の手数料が、送った額から差し引かれて届くことがあります。たとえば Wise では、米ドルを国際送金(SWIFT)で受け取ると、1件ごとに固定の受取手数料がかかります。
- 請求書に、上乗せしていただく額を記載します:受け取り側の手数料が分かっている場合は、その分を請求額に加えてお送りください
- 当社に届いた額が請求額に足りない場合:不足分を追加でお支払いいただきます
- 多く届いた場合:超過分をお返しします
円で日本の銀行口座へ送る場合も、海外からの送金を受け取る際の手数料(被仕向送金手数料)や中継銀行の手数料がかかります。ご利用の銀行で、手数料を送金人が負担する指定(OUR)ができる場合は、その指定をおすすめします。
なぜ本人名義の口座から送る必要があるのか?
お支払いいただいたのがご契約者ご本人であることを、確認するためです。 ご家族や勤務先など、ご本人以外の口座からの送金はお受けできません。
不動産の売買の仲介では、法令にもとづいて、お客様の本人確認(氏名・住所・生年月日、取引の目的、ご職業など)を行います。お支払いも、その確認をしたご本人の口座から送っていただく必要があります。法人がご契約者の場合は、その法人名義の口座からお送りください。
本人確認の書類のご提出や重要事項説明は、来店なしで進めています。日本にいらっしゃらなくても、手続きの多くはオンラインで進められます。
当社の Wise 口座で受け取るのは、どんなお金か?
当社にお支払いいただく仲介手数料と、ご依頼にもとづく実費だけです。 物件の代金や家賃、敷金は対象外です。
- 仲介手数料:媒介契約書に記載した額です
- 実費:遠方の物件の現地調査やご案内に伴う出張費(交通費など)のように、お客様の特別なご依頼で発生する費用です。発生する前に内容と金額の目安をご説明し、ご了承をいただいた場合にだけご請求します
物件の売買代金は買主様から売主様へ、家賃や敷金は借主様から貸主様・管理会社へお支払いいただくもので、当社が受け取るお金ではありません。どの方法で払えるかは、売主様・貸主様の方針によります。売買代金は、ほとんどの場合、日本の銀行口座への円でのお支払いになります。
金額が大きい場合は、どうすればよいか?
お支払いの時期を、事前にご相談ください。 売買の仲介手数料のように金額が大きい場合は、受け取りの準備をしたうえで請求書をお送りします。
国際送金は、着金まで数日かかることがあります。請求書の期限(発行から3営業日以内)に間に合うよう、お使いの銀行の送金にかかる日数も、あらかじめご確認ください。初めてお使いになる送金方法の場合は、少額を先に送ってご確認いただくこともできます。
どの方法を選べばよいか?
お手元にある通貨と、お使いの口座で選んでいただくのが一番です。 迷われる場合は、ご相談の際に、お住まいの国とお使いの銀行をお知らせください。
- 円を用意しやすい方:日本の銀行口座への円の送金が、当社の請求額どおりで分かりやすい方法です
- 米ドル・ユーロ・英ポンドなどの口座をお持ちの方:当社の Wise 口座への外貨の送金が便利です。お客様側で円に換える必要がありません
- USDC・JPYC をお持ちの方:ステーブルコインでのお支払いもお受けしています。詳しくは、仲介手数料はステーブルコイン(USDC・JPYC)で払える?の記事で説明しています
相談するときは、何を伝えればよいか?
最初のご相談は、フォームか LINE でお送りください。 海外にお住まいであることと、お支払いに使いたい方法(円・外貨・USDC)を書き添えていただければ十分です。
使う通貨やお支払いの時期などの細かいことは、内見やお申し込みの際に決めます。決めた内容(お支払い方法・換算レート・送金手数料の扱い)は、媒介契約書に特約として明記します。来店なしで進める手続きの流れは、来店不要で賃貸・売買の契約はどう進む?の記事で、目的ごとの流れと料金は、賃貸を借りたい方へ・住まいを買いたい方へ・住まいを売りたい方へのページでご案内しています。
参考:Wise の手数料や受け取りの条件は、2026年11月時点の Wise の公表内容にもとづいています。内容は変わることがあります。外貨でのお支払いがお客様の税金にどう影響するかは、お客様ご自身の税理士にご確認ください。本記事の金額とレートは説明のための例です。